映画ゴーン・ガール - GONE GIRLがスゴかったから、ネタバレ上等でスゴさを全力解説する‼︎

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この投稿を書く理由?

ゴーン・ガール - GONE GIRLは、表向きは円満だけど、実は破綻しかけている結婚生活をしている、ベン・アフレックが演じる主人公と、ロザムンド・パイクが演じる妻の物語だ。
 
2014年の夏に、英語版の予告編を見たときから、ずっと期待していて、実際に劇場で見てみたら、期待を超えるスゴさだった!
 
通常、ブログで映画のことを書くときは、これから見る人のために、ネタバレがないように心がけている。
 
ところが、僕がゴーン・ガールに感じたおもしろさや、スゴさを書こうと思うと、ネタバレしないとそのスゴさを書くことができない。
 
書くべきか書かざるべきか、1ヶ月ぐらい悩んでいるうちに、そろそろ劇場での公開が終わりにさしかかってきた。
 
ゴーン・ガールを見たい人は、すでに劇場で見ているだろう…と勝手に考えて、ネタバレ上等でブログに書くことにした。
 
ゴーン・ガールをすでに見ていて、スゴかったと感心した人、見たけどスゴさがわからなかった人、ネタバレしてても良いからどんな映画か知りたい人、ぜひこの投稿を読んでほしいと思う。


映画ゴーン・ガール - GONE GIRLは、物語の先がまったく読めなくてスゴい!

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物語は、ある日、ベン・アフレックが演じる主人公が自宅に帰ってくると、屋内が荒らされていて、ロザムンド・パイクが演じる妻と連絡が取れなくなるところから始まる。
 
主人公はすぐに警察に連絡して、公開捜査が始まるのだが、いくら探しても妻が見つからない。
 
というのが、映画ゴーン・ガールの序盤の物語で、ここまではありがちなサスペンス映画の展開だ。
 
僕も、中盤ぐらいまでは、妻の身になにが起こったんだろう? 殺されてしまったのか? 犯人は誰だろう? すでに登場している人物の中に犯人がいるだろうか? こういう場合、主人公のベン・アフレックが犯人だったりするんだよな…とか思いながら、ゴーン・ガールを見ていた。
 
ゴーン・ガールでは、主人公が妻を見つけようとする物語と同時に、もう1つの物語が同時並行で進んでいく。
 
ロザムンド・パイクの演じる妻が、主人公との出会いから、結婚して事件が起こる直前まで書いていた手記を、ナレーションと共に描いていく物語だ。
 
この妻の手記が、事件の重要なカギになることは、誰でも簡単に推測できる。
 
普通のサスペンスだったら、物語の終盤にすべての謎が解けて、犯人が誰なのかわかり、事件が解決するというのが王道だ。
 
ところが、ゴーン・ガールでは、物語の折り返し地点で、妻が手記を書いていた理由が明らかになる。
 
妻が、主人公に復讐するため、自分が行方不明になったと偽装して、主人公を殺人犯に仕立てようとしていたのだ。
 

これには、驚いた!

 
主人公か妻が怪しいとは思っていたけど、まさか復讐劇だったとは!
 
おまけに、物語はまだ折り返し地点。
 
どうやって事件が解決するんだろうと思ってたら、ロザムンド・パイクが演じる妻が、自己中心的で恐ろしい女性ということが、どんどん明らかになってくる。
 
僕の興味は、犯人は誰だろう?という疑問から、この物語はどう解決するんだろう?という興味へと変わり、やがて暴走する妻に恐怖を感じるようになった。
 
無駄のない物語展開、登場するさまざまな人間関係、アメリカのTV報道やネットでの反響に対する描写、ロザムンド・パイクが演じる妻の暴走、ベン・アフレックが演じる主人公の弱さ、などなど、映画ゴーン・ガールは、すべてが緻密に計算されていて、まったく先の読めない凄い物語だった。


映画ゴーン・ガール - GONE GIRLは、目的のためなら手段を選ばない、ロザムンド・パイクが演じる妻がスゴい!

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物語の折り返し地点で、事件のすべてが、ロザムンド・パイクの演じる妻が計画した、主人公への復讐だとわかるまで、妻は主人公のことを純粋に愛している女性だと描かれる。
 
前半でそう描かれているから、折り返し地点で、妻の復讐だとわかった瞬間の驚きが大きくなるのだけど、目的のためなら手段を選ばない、妻のぶっ飛んだ行動にさらに驚くことになる。
 
主人公を殺人犯に仕立てるために、ウソだらけの手記を描き、結婚祝いのプレゼントを渡すふりをして、主人公の行動をたくみに誘導し、自分の血を抜いて殺人現場を作りだし、警察に証拠の場所を通報し、復讐を完璧に成し遂げるために自殺して、自分の死体まで準備しようとする。
 
それを、お嬢様みたいな容姿のロザムンド・パイクが、時に淡々と、時に鬼気として演じるわけで、ゴーン・ガールの後半は、なんて恐ろしい妻なんだ!っていう気持ちで圧倒される。
 
物語の中盤、妻が恐ろしいまでの復讐心で実行した計画が挫折して、思わぬピンチにおちいる展開になっていく。
 
この展開自体、物語としてなかなか面白いのだけど、ここで重要なのは、妻が復讐心を抱くことになった内面の問題に焦点が当たるところだろう。
 
ロザムンド・パイクが演じる妻は、人に自分の行動や人生をコントロールされるのを嫌悪していて、自分でコントロールすることに執着している。
 
物語の終盤で、妻が起こす殺人も、コントロールされることへの嫌悪からだし、主人公への復讐も、自分への愛を失った夫への怒りからだ。
 
ロザムンド・パイクの演技力と、妻のぶっ飛んだ行動によって、ゴーン・ガールで映画史に残る強力な悪役が、また1人誕生したと言っても過言ではない。
 
彼女の負のパワーと強烈さは、物語が終盤へ進んでいっても、加速するばかりで、今まで無数の映画を見てきた僕も、圧倒されっぱなしだった。

映画ゴーン・ガール - GONE GIRLは、主人公がヒロインに支配されていく恐怖がスゴい!

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映画ゴーン・ガールは、物語の前半が、主人公たちが事件の解決しようとするサスペンスであり、物語の後半が、妻が復讐計画を実行してどんどん暴走していくスリラーである。
 
そして、物語の終盤、主人公と妻とのパワーゲームになる。
 
つまり、どちらが夫婦関係と人生の主導権を握るのか?という戦いの物語であり、それはゴーン・ガールの最初から展開されていた物語なのかもしれない。
 
ロザムンド・パイクが演じる妻は、物語の終盤、主人公がTV番組で正直に自分のことを語るのを見て、今こそ自分が主人公を完全にコントロールできるチャンスだと気づく。
 
そこで、自分を助けてくれた高校時代の恋人をあっさり血祭りにして、誘拐から脱出した悲劇のヒロインとして、主人公のもとに帰ってくる。
 
普通の映画なら、悲劇のヒロインが主人公のもとに帰ってきた時点で、ハッピーエンドだろう。
 
ところが、ゴーン・ガールの場合、主人公は妻が復讐心にあふれる暴走女だと知っているし、観客も、妻が目的のためなら手段を選ばない恐ろしい女だと知っている。
 
いかにTV番組的に、ニュース的に、世間的にハッピーエンドだったとしても、妻の帰還は、主人公にとって悲劇でしかない。
 
その日から、主人公は、目的のためなら平気で殺人もする妻が恐ろしくて、安心して眠れなくなってしまう。
 
ところが、妻にとっては、それが悲劇のヒロインとして世間から注目を集め、主人公を完全にコントロールできる最大のチャンスなのである。
 
ロザムンド・パイクの演じる妻が、言葉たくみに主人公を追いつめて、破綻していたはずの夫婦関係を見事に復活させてしまう展開には、女の恐ろしさに驚いて、唖然とするしかなった。
 
男であれば、人生で何度か、女心の恐ろしさを目の当たりにすることがあるのだが、ゴーン・ガールほど極端に圧倒的に描かれてしまうと、まともな男なら誰もが背筋から震えるだろう。
 
ゴーン・ガールの終盤ほど、女性の心にある鬼の部分を見事に描いた映画は、他にないのではないだろうか?

まとめ

ゴーン・ガール - GONE GIRLは、女性ミステリー作家、ギリアン・フリン - Gillian Flynnが、2012年に発表した小説だそうで、北米では600万部を売り上げたとか。
 
なんと映画版の脚本を書いたのも、ギリアン・フリンだそうで、女性が原作と脚本を書いていると知って、僕は妙に納得した。
 
というか、女性の感性でないと、こういう物語にはならないよなって、すごく思う。
 
監督を務めたのは、なんとなく巨匠っぽく呼ばれるようになってきた、デヴィッド・フィンチャーだ。
 
正直、僕としては、ちっとも凄腕の監督とは思ってないのだけど、今回ばかりは失礼しました!
 
ゴーン・ガールはめちゃくちゃ面白くて、圧倒されるほどすごい映画でした。
 
まあ、原作と脚本が素晴らしかったというのが、根本的な理由だとは思うけど、見事に演出したのも間違いない。
 
というわけで、ゴーン・ガールのことをあれこれ解説しているうちに、また映画を観たくなってきた。
 
原作のほうも、どんな感じなのか興味あるし、余裕があれば、もう1回、隅から隅までじっくり見てみたい。
 
結末まで全部わかった上で、もう1度最初から見ても、ゴーン・ガールは間違いなく楽しめる映画だろう。
 
 

2015.01.20 - おの なおと


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