フォトショップでぼかしたいを理解するため、Photoshopのぼかしを完全解説する!

フォトショップでぼかしたいを理解するため、Photoshopのぼかしを完全解説する!の画像01

この投稿を書く理由?

僕の場合、フォトショップはアニメーションを制作するのに、写真を加工したり、イラストを作ったりする時に使うことが多い。
 
フォトショップのPSDファイルを、アフターエフェクトやMotionに読みこんでやると、レイヤー構造を保ったまま、動きや効果を加えられて超絶便利だからだ。
 
なもんで、フォトショップでぼかしの効果を加えることは少ないのだけど、あれこれ調べてみると、けっこう奥が深い。
 
例えば、写真を加工するのでも、ぼかしを上手に使ってやると、立体感を強調したり、不思議な画像を作れたりする。
 
シンプルだけど、活用範囲が広いのが、ぼかしの効果だ。
 
そこで今回は、自分調べ、独自加工で、フォトショップのフィルターで使うことができるぼかしの全部を、画像とともに完全解説してみたいと思う。
 
まずは、自分がぼかしの効果を活用するために。
 
可能であれば、フォトショップのぼかしを理解したい人たちのために、役立つページになってくれれば嬉しい。


フォトショップのぼかし① - ぼかし

フォトショップのぼかし① - ぼかしの画像01

フォトショップを開いて、 メニューバー ▶︎ フィルター ▶︎ ぼかしと進んで、一番上にあるのがぼかしだ。
 
上の画像をクリックすると、画像が大きくなるのだけど、BeforeとAfterを比較しても、ほとんど違いがわからないと思う。
 
おまけに、このぼかしは、効果に強弱をつけることができないので、使う意味がわからないという人も多いのではないかと思う。
 
このぼかしは、画像をJPEGで保存する時、データサイズを小さくできる効果と、画像のノイズを除去してくれる2つの効果がある。
 
効果を加えても、普通の人には違いがわからないので、うまく使ってやると、品質を上げて、データサイズを抑えられる優れものだ。

フォトショップのぼかし② - ぼかしガウス

フォトショップのぼかし② - ぼかしガウスの画像01

フォトショップのぼかしで、もっとも有名で、よく使われるのが ぼかしガウス だと思う。
 
もしかしたら、ぼかしなんてガウスだけで充分ですよ…なんて人もいるかもしれない。
 
簡単にぼかしに強弱をつけられるし、いつでも良い感じでぼけてくれる。
 
ちなみに、ぼかしガウスは、ピクセルを加重平均させて、ぼける効果だということを覚えておくと、良いかもしれない。

フォトショップのぼかし③ - ぼかしシェイプ

フォトショップのぼかし③ - ぼかしシェイプの画像01

ぼかしシェイプは、フォトショップに登録してあるカスタムシェイプを使って、ぼけさせる効果だ。
 
上の画像にある、Afterの横にある形が、実際に使ったカスタムシェイプで、確かに、格子状に線が入ったように風車がぼけている。
 
ちなみに今回は、フォトショップにもともと入っていたカスタムシェイプを使って実験している。
 
カスタムシェイプは、自分で作ったり、他からファイルをダウンロードしたりして、フォトショップに自由に追加することができる。
 
フォトショップのぼかし③ - ぼかしシェイプの画像02

 
上の画像は、円弧のカスタムシェイプでぼかしたもので、格子状とは明らかに違うふうにぼけている。
 
他のカスタムシェイプでも、あれこれ実験してみた感じでは、単純なシェイプのほうが、その形らしくぼけてくれるようだ。
 
ぼかしシェイプは、カスタムシェイプの形によって、ぼけが変わってくるので、あれこれ試してみてほしい。

フォトショップのぼかし④ - ぼかしボックス

フォトショップのぼかし④ - ぼかしボックスの画像01

ぼかしボックスを、効果的に活用してまっせという人の話を、僕はほとんど聞いたことがない。
 
実際にぼかしガウスを使ってみた上の画像を見ても、ぼかしガウスとほとんど同じ効果やんかと思う人もいるだろう。
 
フォトショップのぼかし④ - ぼかしボックスの画像02

2つ目の画像のように、実際にガウスとボックスを比べてみると、違いがよくわかると思う。
 
ガウスとボックスでなにが違うのかというと、ガウスがピクセルを平均化するのに対して、ボックスはカラーを平均化する。
 
ぼかしガウスだと、カラーの変化もぼやけてしまうけど、カラーの変化をちゃんと残したい場合など、うまく使ってやれば、ぼかしボックスもあれこれ使いどころがあるような気がするのだけど、どうだろう?

フォトショップのぼかし⑤ - ぼかしレンズ

フォトショップのぼかし⑤ - ぼかしレンズの画像01

ぼかしレンズ は、実際にカメラで撮影した時のようなぼけを表現するための効果だけど、実のところ、うまく使ってやると応用範囲が広い。
 
まず、ぼかしレンズを使うには、スマートオブジェクトに変換されたレイヤーでは不可能で、レイヤーがラスタライズ化されていなければならない。
 
フォトショップのぼかし⑤ - ぼかしレンズの画像02

次に、ぼかしレンズを効果的に使うには、レイヤーマスクを準備しておく必要がある。
 
というのも、レイヤーマスクの白と黒でぼける位置が決まるからで、上の画像が、実際に使ったレイヤーマスクとなる。
 
ちなみに、レイヤーマスクを指定せずに、ぼけさせることも可能だけど、すると全体的にぼけてしまう。
 
それだと、わざわざぼかしレンズの効果を使う意味がなくなってしまうので、必ずレイヤーマスクを使おう。
 
それから、単純にレイヤーマスクを作るだけだと、画像に透明部分ができてしまうので、レイヤー・ウィンドウから、レイヤーマスクをクリック ▶︎ 右ボタン ▶︎ レイヤーマスクを使用しない。を選んでおこう。
 
フォトショップのぼかし⑤ - ぼかしレンズの画像03

レイヤーマスクの白と黒は、効果を反転させることもできるので、あまり難しく考える必要はない。
 
ぼかしレンズを使えば、円形のマスクを作って、本当のレンズのようにぼけさせることもできるし、レイヤーマスクに自由に白と黒を塗って、自由にいろんな箇所をぼけさせることもできる。

フォトショップのぼかし⑥ - ぼかし移動

フォトショップのぼかし⑥ - ぼかし移動の画像01

ぼかし移動 は、名前のとおりに高速移動している物体を撮影したような、移動によるブレを表現できるぼかしだ。
 
移動によるブレの強弱と、ブレの角度を設定できるので、止まっている画像でも、動いている迫力を簡単に加えられる。
 
写真や画像の全体にぼかし移動を使うのではなく、レイヤーや選択範囲をうまく使って、動きを表現したいところだけに、ぼかし移動を使うのが賢い方法だろう。

フォトショップのぼかし⑦ - ぼかし強

フォトショップのぼかし⑦ - ぼかし強の画像01

ぼかし強 は、最初に紹介したぼかしの強化版だ。
 
上の画像をクリックして、拡大して見てみると、明らかにぼけていて効果がはっきり分かる。
 
Photoshopのリファレンスによると、ぼかしの5~6倍の効果があるそうだ。ノイズがひどい場合、データサイズを可能なかぎり小さくしたい場合、ぼかし強を使うと良いだろう。

フォトショップのぼかし⑧ - ぼかし詳細

フォトショップのぼかし⑧ - ぼかし詳細の画像01

ぼかし詳細は、ぼかしの半径、しきい値、画質などを細かく決められる効果だ。
 
物体の輪郭をぼけさせずに、表面だけぼけさせたり、写真をイラストのような表現に変えたりするのに使うことができて、なかなか優れている。
 
画質を高くすると、レンダリングに時間がかかってしまうので、そこだけ注意しておこう。
 
フォトショップのぼかし⑧ - ぼかし詳細の画像02

ぼかし詳細は、他にもう1つ、モードを変更することができる。
 
その中の1つ、エッジのみを選択すると、上の画像のように輪郭だけを白い線で表現することができる。
 
これだけでは、ほとんど使えないけど、他の表現や効果と組み合わせると、おもしろいので試してほしい。
 
フォトショップのぼかし⑧ - ぼかし詳細の画像03

ぼかし詳細のモードのもう1つ、エッジのオーバーレイを使ってみたのが、上の画像だ。
 
ぼかしの効果に加えて、輪郭線も白く表現してしまう、ちょっと変わりものの効果だ。

フォトショップのぼかし⑨ - ぼかし表面

フォトショップのぼかし⑨ - ぼかし表面の画像01

ぼかし表面 は、物体の輪郭をぼけさせずに、その表面だけをぼけさせる効果だ。
 
上の画像でもわかるように、ぼかし表面を使うと、物体表面の質感は失われてしまうけど、色が平均的に塗られたようなイラストのような表現になる。
 
写真などに使うと、簡単に不思議な表現が生まれて、使いどころは多いと思う。

フォトショップのぼかし⑩ - ぼかし放射状

フォトショップのぼかし⑩ - ぼかし放射状の画像01

ぼかし放射状は、中心点から外へ向かうほど、ぼけが大きくなる効果だ。
 
ぼかし放射状では、回転とズームという2つの方法を選ぶことができて、上の画像は回転を選んだものだ。
 
設定タブでは、中心点の位置を動かすこともできるので、円形の物体に使うと、本当に回転しているように見せることができる。
 
フォトショップのぼかし⑩ - ぼかし放射状の画像02

こちらの画像では、ぼかし放射状のズームを使っている。
 
風車に使うと、あんまり効果的ではないけど、うまく使ってやると、カメラが物体に近づこうとしているような奥行きや勢いを表現できる。

フォトショップのぼかし⑪ - 平均

フォトショップのぼかし⑪ - 平均の画像01

明らかに用途が違いますよね?と思ってしまうのが、平均という効果だ。
 
上の画像では、4箇所に四角の選択範囲を作って、それぞれに平均の効果を使っている。
 
ぼかすのではなく、指定された範囲のカラーの平均値を出すという効果だ。
 
色彩をあれこれ扱うのに使えそうな効果だけど、それがなぜぼかしの効果に混じっているのか、ちょっと謎だ。

ぼかしギャラリー① - フィールドぼかし

ぼかしギャラリー① - フィールドぼかしの画像01

フィールドぼかしは、 メニューバー ▶︎ フィルター ▶︎ ぼかしギャラリーと進んでいくと使うことができる。
 
フィールドぼかしは、画像の複数の箇所で、ぼかしの強弱を変えることができる効果だ。
 
上の画像にある2つのハンドルが、ぼかしの中心となる箇所で、ハンドルごとにぼかしの強弱を変えることができる。
 
ぼかしギャラリー① - フィールドぼかしの画像02

上の画像を見ればわかるように、1つの画像の中にぼかしの強弱が存在している。
 
ハンドルは2つ以上に増やすことも可能なので、フィールドぼかしを使えば、現実には存在しないようなぼけの表現も可能になる。
 
追加情報として、ぼかしギャラリーの中の効果は、どれもがハンドルを複数設定することができるので、それを覚えておいてほしい。
 
ハンドルの数が多すぎると、効果が影響しあって、全体的にぼけてしまうのだけど、2つか3つぐらいだとおもしろい表現が生まれるので、試す価値はある。

ぼかしギャラリー② - 虹彩ぼかし

ぼかしギャラリー② - 虹彩ぼかしの画像01

虹彩ぼかしは、先に紹介したぼかしレンズの簡易版のような効果だ。
 
ハンドルの位置と、領域をあらわす円形の形と大きさを決めてやると、領域の外側がぼける。
 
ぼけは強弱しか設定できないが、光や色をぼかせる設定タブがあって、そこはあれこれ試してみるとおもしろい。
 
ぼかしギャラリー② - 虹彩ぼかしの画像02

虹彩ぼかしで、風車の回転軸にハンドルを位置させて、効果をつけてみたのが上の画像だ。
 
羽の外側がうまくぼけていて、ぼけやすいレンズで撮影したような感じになる。
 
ぼかしギャラリー② - 虹彩ぼかしの画像03

ちなみに、上の画像のように、ぼける領域を四角にすることもできる。
 
ぼかしギャラリー② - 虹彩ぼかしの画像04

あまり違いがわからないけど、ちょっと四角にぼけてる気がする。

ぼかしギャラリー③ - チルトシフト

ぼかしギャラリー③ - チルトシフトの画像01

チルトシフトは、画面の上下だけ、左右だけをぼけさせて、写真や画像をミニチュアの世界のように見せてしまえる効果だ。
 
チルトシフトレンズを使って撮影すると、そんな写真が撮れるので、チルトシフトと呼ばれている。
 
普通は上下だけぼけさせるのだが、わかりにくかったので、風車では左右だけぼかした。
 
ぼかしギャラリー③ - チルトシフトの画像02

風車の写真だと、ミニチュアっぽく見えなかったので、風景写真でチルトシフトを試してみた。
 
調べてみると、高い場所から見下ろした風景写真が、一番効果的にミニチュアっぽくなるらしいとのこと。
 
やってみると、確かに驚きのミニチュア写真にすることができた。世界中の人がハマる理由がよくわかる。

ぼかしギャラリー④ - パスぼかし

ぼかしギャラリー④ - パスぼかしの画像01

パスぼかしは、パスの曲線に沿って自由にぼけさせることができる効果だ。
 
上の画像で、ブルーの曲線がパスで、曲線に沿ってぼける。
 
両端から出ているレッドの曲線は、ぼけの大きさをコントロールするもので、設定タブから数値で変更することもできる。
 
ぼかしギャラリー④ - パスぼかしの画像02

実際にあれこれ試してみたところ、ぼかしシェイプと同じように、パスが複雑になると、全体的にぼけてしまって、パスの意味がなくなってしまう。
 
なので、物体の動きや曲線に合わせて、シンプルなパスを描くと良いだろう。

ぼかしギャラリー⑤ - スピンぼかし

ぼかしギャラリー⑤ - スピンぼかしの画像01

スピンぼかしは、物体が回転して生まれるブレをうまく表現してくれる効果だ。
 
ぼかし放射状の回転と似ているが、スピンぼかしは、中心点をを決められるだけでなく、ブレの起こる範囲と、起こらない範囲を決めることができる。
 
ちなみに、領域の円弧は、楕円形にすることも可能なので、必ずしも真正面からの写真や画像でなくても、うまくスピンの効果を表現できる。
 
ぼかしギャラリー⑤ - スピンぼかしの画像02

上の画像ではっきりと分かるように、風車の回転軸部分だけにスピンによるブレが起こっている。
 
現実のカメラでは、こんな写真を撮ることはできないだろう。
 
ぼかしギャラリー⑤ - スピンぼかしの画像03

上の画像は、スピンぼかしのモーションぼかし効果というタブの中にある、ストロボの強さという数値を高くしたものだ。
 
まるでストロボ撮影したかのように、瞬間、瞬間の輪郭が写っていて、おもしろい表現が可能になる。

まとめ

 
写真や画像を単純にぼけさせるだけで、これだけ多くの効果や方法があるのだから、ぼけさせる世界は奥が深い。
 
正直なところ、僕もフォトショップを使いこなすようになって、数年になるけれど、すべての効果は知らなかった。
 
今回、改めて徹底的に調べてみて、その利用方法、存在理由など、新しい発見ばかりで、誰より自分の役に立つ投稿になったと思う。
 
写真であれは、グラフィックスであれ、1人でも多くのアーティストがこの投稿を参考にして、自分の表現の幅を広げてくれたらと願うばかりだ。
 
 

2015.03.28 - おの なおと


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