実写映像とアニメーションを見事に融合させた、おもしろいCMや動画を3つ紹介するから、楽しんでほしい!
この投稿を書く理由?
ここ数年、単純に手書きや3DCGでつくったアニメーションをCMや動画にするだけでなく、実写映像とアニメーションを融合させたタイプのCMや動画が増えている。
アニメーションのおもしろさに、ユニークな方法や表現を加えることで、より個性的なもの、より広告の意図に合ったものが作られている。
というわけで、今回は、実写映像とアニメーションを融合させたCMや動画の中から、これはおもしろい!と感じたものを3つ紹介したいと思う。
3つの動画に共通しているのが、大きな企業が広告用に作ったものだということだ。
アニメーションを作るだけでも大変なのに、それに実写映像を融合させたり、ユニークな方法や表現を加えるわけだから、それなりの予算が必要だろうと思う。
Samsung: Holiday Dreams
2014年12月に、アメリカのSamsungが、年末のホリデージーズン用に制作した広告。
少女と黒猫が主人公で、夢の世界で大冒険をするという物語。
動画では、Samsung製のスマートフォン、タブレット、ウェアラブル機器が、合計で65台も使われている。
夢の中のファンタジーの世界を、ユニークな方法で見事に表現している。
アニメーションの世界を、複数の画面で表現すると同時に、カメラワークによる動きもあって、とても意欲的な動画だ。
動画の最後に登場するプレースメントターゲットをクリックすると、Holiday Dreamsの制作風景を描いた動画も見れるので、興味のある人はぜひ見てほしい。
アナログな表現の背景に、いかにデジタルな制作や設計があったのかが、とてもよくわかる。
Facebook Factory
アメリカのFacebookが作った動画で、Facebook Factoryというのは、どうやらFacebook内に新しくできたシンクタンクであるらしい。
一般の人たちへ向けた広告というより、Facebook社内や関係者の気持ちや意識を高めるために、制作されたのかもしれない。
アナログな方法や表現と、アニメーションをうまく融合させて、カラフルで楽しくメッセージを打ちだしている。
アナログで洗練されてない方法や表現というのは、人間らしさや温かみを伝えるのに最適で、Facebookのようなテクノロジー系の企業が使うとすごく効果的だ。
Nestlé Contrex Commercial: "Ma Contrexpérience"
女性たちがエアロバイクを漕ぎはじめると、発電された電気で、建物の壁にセクシーな男性が浮かびあがって踊りだす。
エアロバイクを漕げば漕ぐほど、男性が服を脱いでいき、女性たち(一部の男性も)がそれに狂喜乱舞するというのが、おもしろすぎて何度も見てしまう。
Contrexは、Nestléが製造販売しているミネラルフォーターで、女性をターゲットにしている。
一見すると、壁にプロジェクションマッピングでアニメーションを映しているようにも見えるが、実際にはCGを合成している。女性の琴線に触れる要素がつまっていて、戦略もふくめてすばらしい!
まとめ
ここ数年で、パソコンの進歩に合わせて、映像合成ソフトが急激に進歩している。
昔は、ハリウッド映画でないと不可能だったような、実写映像とCGの融合が、普通のスタジオでも制作可能になりつつある。
なので、もっとユニークな方法や表現が、世界中からどんどん出てくるだろうから、今後が楽しみだ。
おもしろいアニメーション見つけたら、また投稿するから、ヨロシク~!
このブログを運営して、初となるデザインと仕組みの変更を行った。よりシンプルに、より使いやすくを目指して、新たにサイドバーを加えたり、メインカラーなども変えてみた。ブログの更新については、地道にマイペースに進めていくので、今後ともよろぴく。