GIVE & TAKE 「与える人」こそ成功する時代、という本が素晴らしいので、紹介することにした!

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Give & Takeというと、人間同士のやりとりで生まれる力学で、誰かと仕事やお金や感情などのやりとりをすると、必ず心の中に生まれる関係性でもある。
 
今日はチームのために良い仕事ができたとか、恋人が金銭的な支払いを1つもしてくれないとか、優れた仕事をしているのに給料が安いとか、家族のためにプレゼントを買ったとか、誰もが日々生きていくためにGive & Takeを行っているだろう。
 
そんな、Give & Takeの関係について、組織心理学の立場から研究して、さまざまな実証研究やデータをもとにして書かれたのが、 GIVE & TAKE 「与える人」こそ成功する時代 、という本である。
 
梅田にある紀伊国屋で、おもしろそうな本はないものかと、ぶらぶら歩いていて、表紙が気になって偶然に見つけたものだ。手に取って、最初に紹介されていた実際のエピソードを読んで、すぐ購入しようと決めた。
 
この先、誰かの役に立つように仕事を充実させて、友達や仲間たちとの信頼関係を発展させていくために、GIVE & TAKE 「与える人」こそ成功する時代から、多くのことを学べると直感したからだ。
 
毎日、少しずつ読み進めていくうちに、僕は、自分の周りにいる人たちや、過去に出会った人たちのことを、思い浮かべるようになった。
 
そして、それぞれの人間関係の中で、どんな力学ややりとりが生まれて、どんなGive & Takeがあっただろう、と考えるようになった。


人間には、ギバー、テイカー、マッチャーの3つのタイプがあるって、どういうこと?

 
GIVE & TAKE 「与える人」こそ成功する時代の著者である、アダム・グラントによると、人間には、与えることと受けとることの関係において、3つのタイプが存在するそうである。
 
それは、ギバー、テイカー、マッチャーと呼ばれる3つのタイプで、英単語に強い人なら、その名称からすぐに特徴を推測できるだろう。
 
GIVE & TAKE 「与える人」こそ成功する時代、で解説されている特徴のいくつかをまとめて、簡単に書いてみたいと思う。
 
 

ギバー

ギバーは、Give & Takeの関係を、相手の利益になるようにもっていき、受けとる以上に与えようとするタイプ。他人中心にものごとを考えて、相手がなにを求めているかに注意を払う。相手と価値を交換することではなく、関係性全体の価値を増やすことを目指している。
 
 

テイカー

テイカーは、Give & Takeの関係を、自分の有利になるようにもっていき、より多くを受けとろうとするタイプ。自分中心にものごとを考えていて、相手の必要性よりも、自分の利益を優先する。テイカーにとって、世の中は、食うか食われるかの競争社会であり、用心深く、自己防衛的である。
 
 

マッチャー

マッチャーは、与えることと、受けとることのバランスを取ろうとするタイプ。公平という観点にもとづいて行動していて、人を助ける時は、見返りを求めることで、自己防衛する。相手の出方に合わせて、助けたり、しっぺ返ししたりする。著者の調査によると、職場では、ほとんどの人がマッチャーのタイプになる。
 
 
著者のアダム・グラントによると、3つのタイプは、1人の人間が1つのタイプだけ持っているわけではなくて、その人が置かれる状況や役割によって、タイプが変化するそうだ。
 
ほとんどの人が、家族や親しい人にはギバーとなるし、職場ではマッチャーになるというのは、多くの人が納得するところだろう。
 
実は、人間の中で変化するものとして、3つのタイプがあるというのは、GIVE & TAKE 「与える人」こそ成功する時代、という本の中でも、特に重要な主張だったりする。
 
本の終盤では、自分の利益ばかり追求するはずのテイカーを、ちょっとした環境や関係性の変化によって、ギバーのように行動させることができる方法が紹介されている。
 
アダム・グラントは本の中で、正反対のタイプであるギバーとテイカーが、現実社会において、どのように行動して、どんな影響を周囲に与えるか、いくつものエピソードを紹介している。
 
そして、その背後にある心理や関係や力学を、データや実験によって解き明かしながら、みごとに解説している。


GIVE & TAKE 「与える人」こそ成功する時代、で紹介されている、典型的なギバーとテイカー?

 
GIVE & TAKE 「与える人」こそ成功する時代では、正反対のタイプであるギバーとテイカーの実例がたくさん登場するので、その中から、有名どころの名前と実績をいくつか紹介してみたいと思う。
 
詳しいエピソードに興味を持った場合は、ぜひとも、GIVE & TAKE 「与える人」こそ成功する時代を手に取って、彼らの出発点と終着点を読んで、その人生や業績を噛みしめてほしい。
 
 

デビッド・ホーニック - David Hornik 【 ギバー

アメリカのシリコンバレーで活躍しているベンチャー投資家。GIVE & TAKE 「与える人」こそ成功する時代で、最初に紹介されているエピソードの主人公。ある起業家から、有望なビジネスへの投資を依頼されるが、相手のために行動しすぎて、他の投資家にチャンスを奪われてしまう。ところが、その後、ホーニックに起こった意外な出来事と、その後の彼の活動がすばらしい。
 
 

ケネス・レイ - Kenneth Lee Lay 【テイカー】

貧しい生まれであるにもかかわらず、1代で時価総額1兆円を超えるエネルギー企業、エンロンを築いた、アメリカの起業家。2人の大統領と交友があり、優れた経営者だと思われていたが、2001年に巨額の粉飾決算で会社が経営破綻した。後に、市場をだまして、自分の利益を追求したことが明らかになり、有罪となった。典型的なテイカータイプの人間で、彼がいかに人を利用したのかが、とても興味深い。
 
 

フランク・ロイド・ライト - Frank Lloyd Wright 【テイカー】

グッゲンハイム美術館、カウフマン邸(落水荘)などを設計した、20世紀を代表する建築家の1人で、僕も彼の建築デザインの大ファンである。仕事の納期を守らず、契約したお金をはるかに上回る金額を要求したりすることで有名だった。晩年、弟子を育成するための助成金制度をはじめるも、弟子を安い労働力として利用するばかりで、弟子に給料を払わず、家事や畑仕事までさせていた。
 
 

ジョナス・ソーク - Jonas Salk 【テイカー】

ポリオワクチンを開発する研究所を率いて、1953年にポリオワクチンの開発に成功する。ソークは世界を救った英雄となったが、1955年の記者会見で、ポリオワクチンの開発に貢献した、研究者たちの功績をいっさい認めず、手柄を独り占めしようとした。その結果、多くの研究者から相手にされなくなり、優れた同僚や仲間を失った。50年後、ソークの息子が、ポリオワクチンの開発は、1人の人間の業績ではなく、献身的なチームの業績だったとスピーチした。


ギバーが与える影響と、テイカーが与える影響?

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GIVE & TAKE 「与える人」こそ成功する時代 を読みながら、僕は、今までの人間関係をあれこれ振りかえってみた。
 
すると、今まで仕事や職場で、どうしても考え方が合わなくて、一方的に拒絶してきた相手が、典型的なテイカーばかりだったことに気づいて、驚いた。
 
人間であれば誰だって、心の中に、自分を大切にしたい、利益を得たいという欲望や欲求を持っている。それは、僕もそうだから、周りの人たちの心の中に、それがあっても、それで普通だと思う。
 
だけど、典型的なテイカーの人というのは、なにかが根本的に違っている。
 
チームや職場を運営していると、1人1人が自分の時間や労力やお金を費やして、全体のために貢献しなければならない場面がある。
 
典型的なテイカーの人というのは、他の人のために自分が余計になにかを費やすことに、驚くほど敏感だ。
 
過去に、電話代やメール代を払いたくないために、職場を運営するのに必要な仕事の連絡を、いっさい断って、職場の運営を崩壊させた人がいて、悪い意味で伝説になっていた。
 
一方で、僕は、自分のことをさておいて、チームや職場のために行動してくれるギバーに対して、とても好意的だ。
 
これは、僕だけでなくて、ほとんどの人がそう感じているはずで、本の中でも、1人のギバーが行動しはじめたことで、その貢献が周囲の人たちに影響を与えるエピソードが、たびたび登場する。
 
ギバーに対する好意的な感情や、周囲への影響というのは、国の違いに関係なく、きっと普遍的なんだろう。
 
個人的な考えだけど、僕は、機能するチームや職場を運営するためには、ギバーとして行動する人を、誰より大切にする必要があると思っている。
 
僕の経験だと、典型的なギバーの人というのは、他の人のために力を貸すだけでなく、人を大切にするし、人との感情的なつながりを重要視する。
 
チームや職場に、1人でも典型的なギバーがいれば、みんなが明るく話をするようになるし、自分の意見や考えを言いやすくなって、信頼関係を築きやすくなる。つまり、チームの輪が生まれやすくなる。

まとめ

 
著者のアダム・グラントは、本の最初のパートで、ベンチャー投資家であるデビッド・ホーニックの失敗と成功のエピソードを紹介している。
 
その中で、仕事でもっとも成功するタイプはどれなのか?、逆に成功からもっとも遠いのはどのタイプなのか?、その調査結果を紹介している。
 
調査によると、どの職種でも、成功からもっとも遠いのは、ギバーだった。
 
考えてみれば当然で、ギバーは、自分の利益を犠牲にして、相手の利益を優先するのだから、そういう結果になるだろう
 
一方で、もっとも成功するタイプも、同じくギバーだった。アダム・グラントは、その両極端な結果に、自身も驚いたようで、それが、GIVE & TAKE 「与える人」こそ成功する時代の出発点になっている。
 
GIVE & TAKE 「与える人」こそ成功する時代を読むと、テイカーが、いかに人間関係や集団にとって、厄介な存在がわかるだろうし、ギバーの発言や行動が、いかに周囲へ良い影響を与えるかがわかるだろう。
 
ギバーの考えや行動が、人間の心理にどんな影響を与えてるのか、その実証研究や実験結果を理解することで、あなたがギバーとして行動することへの心理的な抵抗も小さくなるだろう。
 
GIVE & TAKE 「与える人」こそ成功する時代を読んで、僕は、自分の中にあるギバーを育てて、どんどん大きくしていこうと心に決めた。
 
それが成功への正しい道だろうし、自分が求めている仕事や人間関係を築いていくのに、もっとも良いあり方だと感じたからだ。
 
相手が成功するために自分が協力できた、それが自分の成功だと、胸を張って言えるようになりたいと思っている。
 
 

2014.07.26 おの なおと


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