YouTube、Vimeo、Facebook、ニコニコ動画、動画のアップロード推奨設定?
この投稿を書く理由?
自分でつくった動画を、高画質で問題なくアップロードしようと思うと、サービスに応じて、時間や容量の制限や推奨してる設定があったりする。
動画編集ソフト、エンコード用ソフトに、その設定を保存はしているけど、例えば、友人に質問されて、正確に答えるためにあらためて調べたり、他のサービスと比べるのが面倒なので、1つのページで紹介することにした。
YouTube Vimeo Facebook ニコニコ動画
日本人が動画をアップするなら、この4つのどこかだろうと思って、推奨してる設定をあれこれ調べて、言葉や単位も可能なかぎり統一した。
今回の投稿は、より多くの人にとっても便利な内容になっているので、うまく活用してもらえたらと思う。
YouTubeが推奨している動画設定
動画のアスペクト比
YouTubeでは、16:9【横:縦】という固定比率のプレーヤーで動画を再生する。違う比率の動画でも、アップロードと再生は可能だが、プレーヤーの上下左右に黒色の帯が追加される。
動画の解像度
- 2160p : 3840x2160【4K】
- 1440p : 2560x1440【2K】
- 1080p : 1920x1080【フルHD】
- 720p : 1280x720
- 480p : 854x480
- 360p : 640x360
- 240p : 426x240
映像のビットレート【フレームレート 24・25・30】
- 2160p : 35~45 Mbps
- 1440p : 16 Mbps
- 1080p : 8 Mbps
- 720p : 5 Mbps
- 480p : 2.5 Mbps
- 360p : 1 Mbps
映像のビットレート【フレームレート 48・50・60】
- 2160p : 53~68 Mbps
- 1440p : 24 Mbps
- 1080p : 12 Mbps
- 720p : 7.5 Mbps
- 480p : 4 Mbps
- 360p : 1.5 Mbps
音声のビットレート
- モノラル : 128 kbps
- ステレオ : 384 kbps
- 5.1【サラウンド】 : 512 kbps
動画のフレームレート
YouTubeでは、動画を記録した時と同じフレームレートで、動画をエンコードしなければならない。例えば、29.97fpsで撮影した映像は、29.97fpsの動画として作成する。
動画のコンテナ【動画ファイル】
- MP4
- 編集リストは含めない
- ファイルの先頭に、moovアトムを含める【ファストスタート】
動画のコーデック【動画の圧縮】
- H.264
- プログレッシブ スキャン【インターレースは不可】
- ハイ プロファイル
- 2 連続 B フレーム
- クローズド GOP(フレームレートが半分の GOP)
- CABAC
- 可変ビットレート
- クロマ サブサンプリング : 4:2:0
音声のコーデック【音声の圧縮】
- AAC-LC
- チャンネル : ステレオ、またはステレオ+5.1
- サンプルレート : 96 khz または 48 khz
動画の時間
YouTubeでは15分以下の動画をアップロードできる。15分以上の動画をアップロードしたい場合は、電話やSMSを使ってアカウントの確認作業が必要となる。
動画のサイズ
- 最大で128GB
Vimeoが推奨している動画設定
動画のアスペクト比
Vimeoでは、アップロードされた動画のアスペクト比【縦:横の比率】に合わせて、プレーヤーのアスペクト比も変化する。ただし、あまりに極端なアスペクト比の場合は、対応できない場合がある。
動画の解像度
Vimeoには決まったアスペクト比がないので、ここでは、Vimeoでよくアップロードされる動画の解像度を紹介する。
- 4K【16:9】: 3840 × 2160
- 2K【16:9】: 2560 × 1440
- 1080p HD【16:9】: 1920 × 1080
- 720p HD【16:9】: 1280 × 720
- 標準画質SD【16:9】: 640 × 360
- 標準画質SD【4:3】: 640 × 480
映像のビットレート
- 4K : 30〜60Mbps
- 2K : 20〜30Mbps
- 1080p : 10〜20Mbps
- 720p : 5〜10Mbps
- SD : 2〜5Mbps
音声のビットレート
- 320kbps
動画のフレームレート
Vimeoでは、動画を記録した時と同じフレームレートで、動画をエンコードするのがもっとも良い。ちなみに、秒間60フレーム以上の動画の場合、自動的にフレーム数が下げられる。
動画のコンテナ【動画ファイル】
特に指定なし。なので、よく知られているファイル形式であれば大丈夫だと思われる。
動画のコーデック【動画の圧縮】
- H.264
- プログレッシブ
- スクエアピクセル(1.0)
- HDの場合はHighプロファイル、SDの場合はMainプロファイル
- CABAC
音声のコーデック【音声の圧縮】
- AAC-LC
- ステレオ
- 48khz
動画の時間
- 特に指定なし
アップロードの最大容量
Vimeoではアカウントの種類によって、1週間でアップロードできる最大容量が決まっている。なので、動画のサイズが大きすぎると、アカウントをアップグレードしないと、アップロードできない場合が生じる。
- Basic : 週に500MBまでアップロード可能
- Plus = 週に5GBまでアップロード可能
- Pro = 週に20GBまでアップロード可能
Facebookが推奨している動画設定
動画のアスペクト比
Facebookでは、16:9【縦:横】のサイズで動画がきれいに見れるプレーヤーになっている。例えば、縦長の動画をアップロードすると、左右に黒色の帯が追加される。
動画の解像度
- 最大で1280×720【16で割りきれるピクセル数が良い】
映像のビットレート
- 特に指定なし
音声のビットレート
- 特に指定なし
動画のフレームレート
- 30fps以下
動画のコンテナ【動画ファイル】
- MOV
- MP4
動画のコーデック【動画の圧縮】
- H.264
音声のコーデック【音声の圧縮】
- AAC
動画の時間
- 120分未満
動画のサイズ
- 4GB未満
ニコニコ動画が推奨している動画設定
動画のアスペクト比
- 16:9【縦:横】
動画の解像度
- 一般会員 : 1280×720
- ブレミアム会員 : 無制限
動画プレーヤーの解像度
- 大画面モード : 854x480
- 通常モード : 640x360
映像のビットレート
- 一般会員 : 600kbps以下
- プレミアム会員 : 無制限
音声のビットレート
- 16bits
動画のフレームレート
- 特に指定なし
動画のコンテナ【動画ファイル】
- MP4(isom brand と互換性のある形式)
動画のコーデック【動画の圧縮】
- H.264
- スクエアピクセル(1.0)
- AVC Baselineプロファイル、またはMainプロファイル
- Level 3.1
- 固定フレームレート
音声のコーデック【音声の圧縮】
- AAC-LC
- 44.1kHz、または48kHz
動画の時間
- 特に指定なし
動画のサイズ
- 一般会員 : 40MB以下
- プレミアム会員 : 100MB以下
まとめ
本当は一覧表にまとめることができると良いのだが、そこまでの技術を持っていないので、今回は、こんな感じになった。
YouTube、Vimeo、Facebook、ニコニコ動画を比べてみると、動画のアスペクト比は16:9が推奨されていることが多く、動画形式はmp4、動画圧縮はH.264、オーディオ圧縮はAACなど、共通点も多い。
プロが使うような動画編集ソフト、エンコード専用ソフトは、細かいところまで、設定できるのはもちろん、オリジナルの設定を、ちゃんと保存できるようにもなっているので、みんなも挑戦してほしい。
今後、YouTube以外のサービスも、4K動画やより高画質の動画に、どんどん対応してくると思うので、それに合わせてあれこれ調べて、ページの内容も合わせて更新していけたらと思っているので、ヨロシク。
このブログを運営して、初となるデザインと仕組みの変更を行った。よりシンプルに、より使いやすくを目指して、新たにサイドバーを加えたり、メインカラーなども変えてみた。ブログの更新については、地道にマイペースに進めていくので、今後ともよろぴく。