AppleのiPad Pro、新たな創造性を刺激するツールになるかもしれない、その理由とは?

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この投稿を書く理由?
 

2015年9月9日、AppleがiPadの新しいラインナップとして、iPad Proを発売することを発表した。
 
iPad Proが発表されることは、噂になっていたので、正直驚きはなかった。
 

しかし、当日の深夜にAppleの発表を見ているうちに、もしかしたら、これは未来を変えるような強力なツールになるのかもしれないと感じてきた。

 
僕が思うに、iPad Proの登場によって、多くのアーティスト、クリエイターが、本格的な表現力とシンプルなシステムで、新たな恩恵を得ることだろう。
 
同時に、簡単で便利なアプリから脱却して、もっと本格的なものをつくりたい、上級者を目指す人にとっても、iPad Proは優れたツールとなるだろう。
 
というわけで、今回の投稿では、なぜiPad Proが、みんなの創造性を実現してくれる新たなツールになるのか、僕なりの考えを書いていきたいと思う。


画面が大きくなったことで、iPad Proが、プロが使いたいと思えるツールになる!

以前、僕は、使っているiPhone 6plusで、どれだけ映像編集ができるだろうと思って、 いくつかの専用アプリで映像編集をしてみたことがある。
 
その時、痛烈に感じたのが、画面が小さいという理由だけで、映像編集がこんなに大変で厄介なものになるのかという驚きだった。
 

僕が、iPad Proが創造性を刺激する新たなツールになるかもしれない!と感じた、第1の理由は、画面が大きくなることで、アプリの操作に必要なアイコンや、さまざまな情報を画面に表示できるようになったからだ。

 
画面が小さいと、見たり操作したりする画面が狭くならないように、どうしてもアイコンの数や情報を制限せざるをえない。
 
しかし、そうするとプロが使いたいと思えるツールとしては、機能不足になってしまい、初心者~中級者ぐらいの人が楽しむようなアプリばかりが開発されるようになってしまう。
 
iPadが、タッチ操作の良さを活かしながら、プロのクリエイターやアーティストに愛用してもらえるツールとして存在するためには、画面の大型化がどうしても必要で、iPad Proでようやくそれが実現されることとなる。
 
また、本体自体が大きくなったことで、プロセッサーの処理速度、放熱、バッテリー容量などで、さらなる飛躍が可能になる余地も生まれたはずで、今後のiPad Proシリーズがどれほど強力になるか、今から楽しみである。


Apple Pencilが使えることで、iPad Proは、プロの高い技術を表現できるツールになる!

高い技術を持っているプロであればあるほど、自分の行った操作が、極限まで正確に反映されて、表現できることが重要だと感じるはずだ。
 
大ざっぱな例えだが、Aというボタンを押したはずなのに、Bというボタンが反応してしまっては、プロのクリエイターやアーティストは仕事にならないわけだ。
 
ところが、今までの指によるタッチ操作では、正確な操作は不可能だった。
 

iPad Proが、本当にプロに愛用されるツールとなるためには、プロが納得するだけの正確な操作が、どうしても必要だったわけで、それで開発されたのがApple Pencilとなる。

 
Webサイトなどの情報によると、Apple Pencilは、圧力による線の強弱、傾きによる線の濃淡を表現できるそうで、プロが納得する機能になっている気がする。
 
iPad Proが11月に店頭に並んで、実際にApple Pencilを触って描いてみないと、本当の意味で使いやすいツールなのかどうかはわからない。
 
しかし、Apple Pencilを開発したということは、Appleがプロの人たちにもっとiPadを使ってほしいという、本気度の表れであることは間違いない。


これから、iPad Proでどんなことが可能になるか?

Appleの発表では、3D4Medicalという会社のデモ(上の動画)が印象的だった。
 
3D4Medicalがデモしていたのは、人間の解剖図を、筋肉から骨、血管から神経にわたるまで、すべてを3Dモデル化、レイヤー化して、誰でも人間の解剖図や仕組みを学んだり、医療に使えるようにしたアプリだった。
 
解剖図を自由に切断して、切断面を見たり、3Dモデルを傷つけたり、骨の変形を加えたり、ここまで3Dモデルの処理ができるのか!と正直驚いた。
 
今の段階でそこまで可能なら、そう遠くないうちに、iPad Proで3Dスカルプトが可能になるだろうし、本格的なパーティクルなども可能になるだろう。
 
さすがのiPad Proでも、パソコンのような統合型3D制作アプリケーションというのは、不可能だろうけど、単一の作業や表現に特化したアプリであれば、かなり高度なものを制作できるアプリが登場するだろう。
 
また、動画の編集、イラストなどの描写、楽器の演奏や編集などができるアプリも、大きな画面と処理速度を活用して、よりプロの要求に応えるアプリ、新機能がどんどん開発されていくだろう。
 

近い将来、デスクトップやラップトップで制作表現するよりも、iPad Proで制作表現するほうが、より大きな自由と可能性を得られるようになるかもしれない。

 
だからって、制作表現する人にとって、パソコンが不要になるわけではない。
 
しかし、iPad Proの登場により、その必要性や重要性が、確実にiPad Proのほうへ少し傾きはじめた気がするのだが、あなたはどう考えるだろう?


まとめ

 
財布に余裕があれば、すぐにでも、iPad Proが欲しい! 使いたい!
 
もちろん、まだ実機を触っていないので、実際にiPad Proを触ってみたら、まだ問題がいくつもあるなぁ~と感じるかもしれない。
 
世間的には、iPad Proの評価は、画面が大きくなって、スタイラス・ペンが使えるiPadというぐらいの認識なのだろう。
 
しかし、僕の個人的な感覚で言わせてもらえば、Appleによる新たな革新が、iPad Proによって少しずつ実現されていくことだろう。
 
クリエイターやアーティストにとって、iPad Proがめちゃくちゃ便利で、必要不可欠なツールになる日は、たぶん、それほど遠くない。
 
 

2015.10.07 - おの なおと


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