映画『ボブという名の猫 幸せのハイタッチ』は、猫のモフモフも物語もすごく良かった!

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僕が『ボブという名の猫 幸せのハイタッチ』を観たくなった理由?

僕が『ボブという名の猫 幸せのハイタッチ』という映画を観たくなった理由は、精神的な癒しが必要だったからだ。
 
というのも、最近の僕は体力維持のために、自転車通勤にはまっていて、大阪の夏がアホみたいに暑いにもかかわらず、それを続けていた。灼熱の屋外と、キンキンに冷えた屋内を行ったり来たりしているうちに、自律神経が疲れきってしまったようで、情緒不安定に陥っていた。
 
かくして、自律神経を休めるために、僕は電車通勤するようになり、帰宅した家ではYouTubeで猫動画ばかり見てしまう生活に陥ってしまったわけである。で、いろいろ公開されている映画の中から、今の自分にはこれだなと感じて、観ることにしたのが『ボブという名の猫 幸せのハイタッチ』だったというわけである。
 
個人的には、かわいい猫をいっぱい見ることができれば、それで目的を果たせたわけだが、『ボブという名の猫』という映画、思いのほか素晴らしくて感動した。
 
というわけで、1人でも多くの人に『ボブという名の猫(原題 : A Street Cat Named Bob)』を知ってほしいと思い、この投稿を書くことにした。精神的な癒しだけでなく、勇気も得られる映画なのではないかと思う。


『ボブという名の猫 幸せのハイタッチ』のあらすじ?

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物語の主人公は、ストリート・ミュージシャンとして演奏しながら、極貧の路上生活をしているジェームズという青年である。
 
ジェームズは、両親が離婚したことがきっかけで、10代の頃から薬物依存症に陥っていて、家族からも周囲の人たちからも完全に見放されている。帰る場所もなく、頼れる人もなく、ギターを鳴らして歌っても、誰にも見向きもされず、わずかに恵んでもらったコインをかき集めて、路上生活をしている。
 
そんなジェームズの惨状をただ1人理解しているのが、ソーシャルワーカーのヴァルという女性である。彼女は、ジェームズが薬物中毒で病院に運ばれたことを知り、このままでは彼の生活が完全に破綻して、彼が死んでしまうと心配になる。
 
そこで、彼女は、ジェームズが家賃の必要ない公営アパートに入居できるように、担当者を説得する。彼女のおかげで、ジェームズは最低限の生活ができるボロボロの公営アパートに住めるようになり、そこで新しい生活をスタートさせる。
 
最初の夜、窓から1匹の猫が侵入してきて、ジェームズの食料を食べはじめる。その猫こそ、この物語のもう1人の主人公であるボブである。最初、ジェームズはボブを部屋から追い出そうとするのだが、ボブが居ついてしまったので、そのまま飼うことにする。
 
ジェームズにとって、このボブとの出会いが大きな転機の始まりとなる。ボブと一緒に生活するようになったことで、ジェームズの生活に変化が起こり、生活や人生が少しずつ良くなっていく... というのが『ボブという名の猫』の大まかなあらすじである。

『ボブという名の猫 幸せのハイタッチ』は、主人公が底辺の生活から、簡単に抜け出せないのが良かった!

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『ボブという名の猫 幸せのハイタッチ』で素晴らしかったのが、主人公のジェームズが猫のボブと出会ってからも、底辺の生活からなかなか抜け出せないところだった。
 
猫のボブと出会ったことで、ジェームズの生活は少しずつ変わっていく。ボブがすごくなついて、ジェームズの路上ライブに付いてくるようになったことで、多くの人が立ち止まって彼の歌を聴いてくれるようになる。そして、路上ライブでお金が稼げるようになる。
 
ハリウッド映画とかだと、ここからトントン拍子で成功を掴んでいったりするのだけど、『ボブという名の猫』ではそうならない。ようやく普通の生活を手に入れられそうになると、そのたびに問題が発生して、底辺の生活に転がり落ちてしまうのである。
 
なかなか底辺の生活から抜け出せないジェームズを見ていると、社会の底辺から抜け出すことの難しさが、すごくリアルに描かれていて、心が痛んだ。
 
それもそのはず!
 
すっかり紹介するのを忘れていたけれど、『ボブという名の猫』は、イギリスで出版されたノンフィクション書籍を映画化したものである。この書籍は、作者が自身の体験を書いたもので、社会の底辺で生活することのリアルが描かれているのも納得である。
 
ジェームズは底辺へ転がり落ちるたび、ボブに癒され、ボブを養っていかなければならない使命感から、再び立ち上がる。そして、自身が抱えている問題に立ち向かっていく。
 
そんな、ジェームズの姿を見ていて、僕は勇気をもらったような気がした。

『ボブという名の猫 幸せのハイタッチ』は、茶トラの猫であるボブが、メチャメチャ可愛かった!

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『ボブという名の猫 幸せのハイタッチ』のもう1つの大きな魅力が、主人公の相棒であるボブのかわいらしさだ。
 
『ボブという名の猫』で、主人公ジェームズの家に住みつくのが、上の画像に写っている猫、ボブである。日本ではボブのような色と柄の猫を、茶トラと呼ぶそうで、ロンドンが舞台である映画の中では、Jinger Catと呼ばれていた。
 
ちなみに、後日知ったことだけれど、正しくは、Ginger  Catと書くそうです。心ある人が見かけて、Twitterで教えてくれました。俺のバカ者!
 
映画を見ていて、ボブってかわいらしい猫だなと感じたのが、主人公のジェームズが出かけるときに、ひょいと彼の肩に乗ったりするところだ。路上ライブの場面では、ジェームズがかき鳴らすギターの上にも乗ったりしていて、なかなか芸達者だった。
 
また、人間であるジェームズの目線から物語を描くだけでなく、小さなボブの目線からも物語を描いていて、ボブの存在がより身近に感じられるところも良かった。
 
動物が登場する映画では、動物愛護という観点から、猫に負担がかからないように、似たような色や柄の猫を数匹使って撮影するのが普通だ。『ボブという名の猫』でも、数匹の猫が使われていて、よく見ると場面によって猫の耳の形が少し違っていたりしている。
 
そもそも、猫のモフモフを見て、精神的な癒しを求めていた僕にとって、ボブはとてもかわいらしい猫で、見ているだけで気持ちが和んだ。

『ボブという名の猫 幸せのハイタッチ』の原作、監督、主演について?

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原作

『ボブという名の猫 幸せのハイタッチ』の原作となっているのが、ジェームズ・ボーエンが執筆して、2012年3月に出版された『ボブという名のストリート・キャット』である。この本は、世界中でベストセラーとなり、日本でも発売されている。また、『ボブがくれた世界 ぼくらの小さな冒険』という続編も出版されている。
 
ちなみに、原作者のジェームズ・ボーエンは、この映画にカメオ出演している。どこに登場するかは知らないほうが楽しいと思うので、ぜひ自分で見つけてほしい。エンディングロールでは、ジェームズ・ボーエンが実際に路上ライブなどをしていた頃の写真が紹介されるので、それも参考になるだろう。
 
 

監督

『ボブという名の猫 幸せのハイタッチ』を監督したのは、ロジャー・スポティスウッドというベテランだ。正直、まったく知らない人だったのだけれど、あれこれ調べてみると、ハリウッドの映画監督サム・ペキンパーと盟友だったそうである。
 
『ボブという名の猫』を観ていて僕は、この監督さんは堅実な能力の持ち主であり、内容や物語のことをしっかり理解した上で、映画を作っているなと感じた。物語や演出には無駄がないし、主人公ジェームズとボブの絆はもちろん、周囲の人たちの人間ドラマもちゃんと描かれていて、好感しか感じなかった。
 
 

主演

『ボブという名の猫 幸せのハイタッチ』で主人公を演じたのは、イギリスの俳優、ルーク・トレッダウェイ。イギリス人らしい顔立ちで、ひょろひょろした姿が路上生活者そのもので、薬物依存から抜け出す苦しみをリアルに表現していた。
 
僕が思うに、この映画に主演したことで評価が高まること間違いなしで、イギリスを代表する役者さんになっていくのではないかと思う。ルーク・トレッダウェイという名前、覚えておいて、きっと損はない。


最後に...

『ボブという名の猫 幸せのハイタッチ』、すばらしい映画なので、ぜひ多くの人に観てほしいと考えて、今回の投稿を書いた。
 
ジェームズとボブの絆、底辺から這い上がろうとする戦い、周囲の人たちの支え、世間の人たちからの嫉妬や嘲笑、それぞれの人物が抱えている悩みや問題、それらに触れることで、多くの人が考えさせられ、勇気を得られるだろう。
 
それが、『ボブという名の猫 幸せのハイタッチ』という映画のすばらしいところであり、猫のかわいらしさに頼ることなく、多くの人を感動させる物語になっている理由なのだろう。
 
 

 
 

2017.09.12 おの なおと


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